臍帯血バンクのデメリットと注意点
臍帯血バンクは、実際には赤ちゃんの幹細胞を保管するサービスです。幹細胞はパーキンソン病や臓器再生など様々な治療に利用でき、保管することで子どもが将来的に幹細胞治療を受けられる「医療保険」のような役割を果たします。
費用
- 米国では、初期費用が約2,000ドル、保管料として年間約100ドルが必要です。
保管期間の不確実性
- 幹細胞は血液から分離し、-196℃で凍結保存されますが、長期保存が可能な期間は明確ではありません。現在、最長で20年凍結保存された例があります。
医療面での考慮事項
- 多くの幹細胞治療は骨髄由来であり、臍帯血由来の幹細胞だけで治療が可能とは限りません。幹細胞は精巣など体内の他の部位にも存在します(参考資料参照)。
公的バンクの存在
- 臍帯血は必ずしも自分のものを使用する必要はありません。ヨーロッパや北米には臍帯血を寄付し、誰でも利用できる公的幹細胞バンクがあり、血液バンクと同様の仕組みで運営されています。
実際の有用性
- 保管した幹細胞が実際に使用される確率は不明です。意見は分かれ、ある研究(Obstetrics and Gynecology, 2005)では1/2,700とされていますが、米国小児科学会は1/200,000と主張しています。
