介護施設での拘縮予防管理方法

姿勢管理

利用者が椅子、車椅子、ベッドに正しく座位・臥位できるよう調整します。ベッドや車椅子にクッションやヘッドレスト、トレイなどを追加し、快適さと可動性を確保します。姿勢評価シートを用いて、個々の状態に合わせた最適な姿勢を維持します。

装具の使用

足首や手首に特別なブーツやクッション、パッドを装着し、拘縮を予防します。軽量でクッション性のある整形外科用サポートは、関節の固定と可動域の確保を両立させます。膝・肘用ブレースは取り外し可能で洗えるライナーを備え、ヒンジで関節の動きをサポートしながら筋肉の硬直を防ぎます。特に足底屈曲(プランターフレクション)を防ぐブーツや装具が有効です。

運動療法

運動は拘縮の予防・軽減に不可欠です。看護師、介助者、理学療法士は、拘縮の兆候を早期に把握し、1週間以内に進行することもあるため、速やかに対処します。重度の拘縮は回復に1年程度要することがあります。

関節可動域訓練は特に重要です。自力で動けない利用者には、看護スタッフが受動的可動域訓練を行います。例として、手首は時計回り・反時計回りに優しく回す、肩は腕を支えながら円を描くように動かす、といった方法があります。受動的可動域訓練は1日2〜3回実施し、意識のある利用者には能動的運動を日常的に促します。

個々の患者の状態に合わせた最適な可動域は、担当医と相談の上決定してください。

介護施設/ナーシングホーム - 関連記事