会陰部の適切な清拭方法

適切な手順

患者が自分で清拭できない場合、見知らぬ人に会陰部を清拭させるのは恥ずかしいことです。常に優しく声掛けし、何をするか、なぜ必要かを説明します。患者が自分でできる部分は自分に任せ、正しく行っているか確認します。

部屋に入ったら、行う作業を伝え、許可を得ます。拒否された場合は、看護師や医師に同席してもらい、会陰部清拭の重要性を説明してもらいます。許可が得られたら、手をしっかり洗い、使い捨てのゴム手袋を装着します。プライバシー確保のためカーテンを閉め、必要な備品をベッド横のテーブルに並べます。患者の下半身の衣服を脱がせます。

多くの施設では、消毒液を含ませたソフトワイプを使用しています。ワイプを消毒液で軽く湿らせ(滴らない程度)たら、外側から内側へ、前から後ろへ向かって優しく拭きます。肛門から尿道へ向かって拭くことは絶対に避けてください。感染リスクが高まります。拭くたびにワイプは交換し、前後の両側を順に清拭します。

男性の場合は、陰茎の先端から下へ向かって拭き、包皮がある場合は包皮の内側も忘れずに清拭します。女性の場合は、恥骨側から肛門側へ向かい、膣皺のすべての折り目も丁寧に拭き取ります。

全体が清拭できたら、皮膚が完全に乾いていることを確認し、下着やパンツを着せます。湿ったままの皮膚は細菌感染や褥瘡(じょくそう)の原因になるためです。患者が快適に過ごせるか確認し、協力への感謝を伝えてから退室します。最後に手指の消毒を忘れずに行います。

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