ヘルスケア指令におけるDNIとは何か?
概要
ヘルスケア指令は、本人が判断不能となったときに受けたい医療や拒否したい医療を明確に示す法的文書です。指令書には「DNI」や「DNR」などの医療略語が記載されることがあります。
特徴
- リビングウィル(生前遺言)と医療代理権(Durable Power of Attorney for Health Care、DPOA)の2種類があります。リビングウィルでは、人工呼吸器を使用しない(DNI)や心肺蘇生を行わない(DNR)といった具体的な指示を記載できます。
- DNI(Do Not Intubate)を指定すると、医師は気管挿管による人工呼吸を行うことができません。DNR(Do Not Resuscitate)を指定すると、心肺蘇生術(CPR)を行わないことを意味します。
留意点
- 医療代理権を付与された代理人は、指示内容を正確に理解し、医療提供者がDNIやDNRを遵守するよう管理する責任があります。
ヒント
- 本人が判断可能になった時点で、DNI・DNRを含むリビングウィルの内容は自由に変更できます。
注意事項
- 緊急医療スタッフはDNI指示に従う義務はなく、まずは患者の状態を安定させ、救急医療機関へ搬送することが求められます(Caring Connections)。
