オハイオ州の湖における藻類問題
シアノバクテリア(青緑藻)
オハイオ州の多くの湖や河川にはシアノバクテリア、通称「青緑藻」が生息しています。農場からの肥料流出などが原因で藻類が大量に増殖し、時に有害藻類(HAB)となり神経毒や肝毒を産生します。
発生メカニズム
オハイオ州自然資源局によれば、青緑藻は夏季に特に増えやすく、気温上昇と日照時間の増加が藻類の急速な増殖を促します。なぜ一部の藻類が毒素を生成するのかは、現在も研究中です。
グランドレイク・セント・メリーズ
オハイオ州最大の内陸湖であるグランドレイク・セント・メリーズは、レクリエーションで人気がある一方、水質低下に伴い有害藻類が頻発しています。州は藻類除去のために多額の予算を投じ、周辺地域と協力して栄養塩流入の抑制に取り組んでいます。
健康への影響
有害藻類に触れると皮膚に発疹や水疱ができ、粉塵や水滴を吸い込むと目や鼻のかゆみ、喉の痛み、喘息様症状やアレルギー反応が起こります。汚染された水を飲むと重度の下痢や嘔吐、肝臓・腎臓・神経系への毒性が懸念されます。
その他の問題
有害藻類は飲料水に異臭をもたらし、魚の生息に必要な酸素を減少させます。また、湖岸のビーチを汚染する緑色の藻のスカム(藻のかす)も発生します。
藻類対策と注意点
多くの公園湖では藻類汚染が確認された際に警告掲示が行われます。オハイオ州シー・グラント・カレッジ・プログラムは、緑がかった水面、浮遊する明るい緑のスカム、濁りが見られる場合は接触を避けるよう呼び掛けています。湖や川の水は飲用せず、家族やペットにも同様に注意してください。
