カビの検査とテスト方法

カビは床カーペットの下、壁紙の裏、ダクト内部など、見えにくい場所に潜んでいます。種類によってはアレルゲンや有害なマイコトキシンを産生するため、注意が必要です。米国環境保護庁(EPA)は住宅内のカビ検査に関する安全指針を示していますが、隠れたカビコロニーを乱すと拡散し、健康被害を招く恐れがあります。そのため、見えにくいカビの除去は専門家に任せるのが安全です。DIYで対応できるのは、面積が10平方フィート(約0.9㎡)以下の小規模な場合に限られます。

必要なもの

  • 長めのゴム手袋(天然ゴム・ネオプレン・PVCなど)
  • 安全保護ゴーグル(普通の安全メガネは不可)
  • 使い捨て作業服(紙製オーバーオールや防カビスーツ)
  • 半面マスクまたはN‑95以上の呼吸用保護具(HEPAフィルター付きの空気清浄型呼吸器も可)
  • 懐中電灯
  • カビ検査キット(市販品)
  • ボアスコープ(壁内部の確認用)

手順

1. 個人用保護具(PPE)を装着する

カビ胞子の吸入や皮膚接触を防ぐため、手袋、保護ゴーグル、使い捨て作業服、呼吸用保護具を必ず着用します。特に10平方フィート以下の範囲を自分で処理する場合は、上記の装備が推奨されています。

2. カビが発生しやすい場所を目視で確認する

湿気と有機物が揃うとカビは繁殖します。浴室の目地、窓やシンク周り、屋根や配管の漏水箇所、紙・布・木材などの有機材料がある場所を中心に、懐中電灯で丁寧にチェックします。

3. 臭い・湿度測定で隠れたカビを特定する

カビが放つ独特の臭い(mVOC)や、材料の水分量・室内相対湿度を測定することで、目に見えないカビの箇所を絞り込めます。湿度計や水分計を活用しましょう。

4. 必要に応じてサンプルを採取する

カビが目に見える場合は、サンプル採取は不要です。隠れたカビのサンプリングは専門家に任せるのが安全です。自分で行う場合は市販のカビ検査キットを使用できますが、信頼性には限界があります。専門業者はボアスコープを使って壁内部を観察し、最小限の壁面破損でカビの有無を確認します。

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