車椅子からバンのキャプテンシートへの移乗方法

米国のNational Electronic Injury Surveillance Systemによると、2003年に救急外来を受診した10万件以上の事故が車椅子に起因しています。車椅子から車両へ移乗する際は、怪我を防ぐために安全に行うことが重要です。特にバンのキャプテンシートは車椅子より高いため、慎重な手順が必要です。最初は家族や友人に近くでサポートしてもらい、徐々に自立できるよう練習しましょう。

独立した移乗手順

  1. 乗客側のドアを開け、車椅子をできるだけ車に近づけます。左側が車に向くように配置し、ブレーキをロックして安定させます。脚置きは外し、キャプテンシートはできるだけ後方に倒し、右側のアームレストは上げて邪魔にならないようにします。

  2. 車椅子を前方に少し動かし、両腕で車椅子のフレームを押し上げながら前傾して立ち上がる勢いを作ります。車のドア枠やハンドルがあればそれを掴んで、立ち上がる際の支えにします。

  3. 体を回転させ、背中を車側に向けます。強い方の脚の膝を曲げ、かかとをドア枠の端に置きます。左手でドア枠またはハンドルを握り、右手はキャプテンシートの座面の後ろに置きます。かかとと右手で押し上げ、背中をキャプテンシートに乗せながら左手でバランスを取ります。

  4. 両手でキャプテンシートの座面を押し下げ、体全体を座席に完全に移動させます。体を前向きにし、脚を前に出して座ります。

介助が必要な場合の移乗手順

  1. 他の人の助けが必要なときは、ウエストにガイトベルト(転移ベルト)をしっかりと装着します。介助者にはベルトの背中側を握ってもらいましょう。

  2. 立ち上がる際は、カウントを合わせて(例:3まで数える)介助者がベルトを使って軽く押し上げます。ベルトは側面または前方で保持し、バランスを保つのをサポートします。

  3. 脚を車内に上げるのが難しい場合は、介助者に足を持ち上げてもらい、座席に入れるまで支えてもらいます。

旅行の安全 - 関連記事