頭蓋切開に使用される器具の概要
頭蓋切開(クランイオトミー)は、頭蓋骨の一部を開いたり除去したりする外科手術で、脳内部へのアクセスを可能にします。以下は、手術で使用される代表的な器具です。
頭蓋クランプ(メイフィールドクランプ)
金属製のクランプで、患者の頭部を固定し、手術中に動かないようにします。手術台に取り付けられ、前頭部に1本、後頭部に2本のピンで頭蓋骨をしっかりと挟みます。
メスとはさみ
頭蓋骨表面の皮膚を切開するために使用します。ステンレスやチタン製の極めて鋭い刃が一般的で、神経外科医は小さな切開や包帯・手術材料のカットに鋭利なはさみも併用します。
ドリル(クランイオトーム)
硬い頭蓋骨を穿孔するための高出力ドリルです。手持ち型のものもあり、手術用に特別設計されています。手術では「バーホール」と呼ばれる小孔を開け、そこから「骨フラップ」を取り外して脳にアクセスします。
その他の器具
- 静脈ライン:薬剤投与や体液(脊髄液含む)の除去に使用。
- フォーリーカテーテル:尿の排出に使用。
- ICPモニター(頭蓋内圧モニター):手術中の脳圧と腫脹をリアルタイムで監視。
- EVD(外部脳室ドレーン):頭蓋内の液体を排出し、圧力を軽減。
