頭部エンゲージメントの段階と分娩への影響

浮遊(Floating)

妊娠初期は赤ちゃんの頭部が骨盤にまだ入っておらず、自由に上下に動く状態です。医学的には「浮遊」と呼ばれます。

エンゲージメント(Engaged)

妊娠が進むと頭部が骨盤へ降り始めます。頭部の最も広い部分(頭頂骨間径)が母体の坐骨棘(骨盤の目安)と同じ高さになると「エンゲージメント」と判断されます。

ステーション(Station)

ステーションは頭部の位置を坐骨棘を基準にセンチメートルで表します。0ステーションは坐骨棘と同高さ、負の数は坐骨棘より上、正の数は下にあることを示します。

下降(Descent)

エンゲージメント後、子宮収縮により頭部はさらに骨盤内へ下降します。収縮が頭部を形作り、押し下げることで分娩が進行します。

臨床での評価と分娩への影響

産前検診で頭部エンゲージメントを確認し、分娩計画に活かします。分娩開始時にエンゲージメントが確認できない場合、鉗子や真空吸引器の使用が検討されることがあります。

脳外科手術 - 関連記事