MRIとは?仕組みと用途をわかりやすく解説

MRIとは

磁気共鳴画像法(MRI)は、強力な磁場とラジオ波を利用して体内の断層画像を作成する医療画像診断技術です。放射線を使用しないため、痛みもなく安全に実施できます。

MRIの仕組み

体内に強い磁場を発生させると、水分子中の水素原子のスピンが磁場の方向に整列します。続いて短いラジオ周波数パルスを照射すると、水素原子のスピンが一時的に反転します。パルスが終了すると、原子は元の状態に戻りながらエネルギーをラジオ波として放出します。この信号を受信コイルで検出し、コンピュータで画像に変換することで、詳細な断層画像が得られます。

MRIの主な用途

MRIは以下のような幅広い疾患の診断に用いられます。

  • 脳疾患:脳腫瘍や脳卒中、その他の神経系疾患の評価。
  • 心臓疾患:先天性心疾患や冠動脈疾患の構造・機能評価。
  • がん:脳、乳房、肺、肝臓など多部位の腫瘍の検出・ステージング。
  • 筋骨格系:筋肉や骨の損傷(裂傷、骨折、捻挫)などの診断。
  • 腹部疾患:盲腸炎、クローン病、膵炎などの評価。

MRIは安全か

基本的にMRIは安全な検査ですが、以下のような注意点があります。

  • 造影剤アレルギー:造影剤に対するアレルギー反応が起こることがあります。
  • 閉所恐怖症:狭い検査室内で不安を感じる人もいます。
  • 妊娠:胎児への影響が完全には解明されていないため、妊娠中の使用は慎重に判断されます。

これらを除けば、MRIは医師が多様な疾患を正確に診断するための有力なツールです。

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