集中治療中の赤ちゃんに使用される鼻胃管とは?
鼻胃管(NGチューブ)とは
鼻胃管(NGチューブ)は、鼻孔から胃まで細く柔軟なチューブを通す医療器具です。経口摂取が困難な早産児や嚥下障害のある赤ちゃんに、栄養や薬剤を安全に投与するために使用されます。
主な用途は次のとおりです。
- 栄養・ミルクの投与
- 薬剤の投与
- 胃内容物の除去(嘔吐や誤嚥の防止)
- 腹部膨満時の胃減圧
鼻胃管の挿入方法
挿入は医師や看護師などの訓練を受けた医療従事者が行い、通常は病院やクリニックで実施されます。
手順の概要は以下の通りです。
- 必要な長さを測定し、チューブの先端に水溶性潤滑剤を塗布する。
- 鼻腔からチューブをゆっくりと挿入し、胃まで届くまで進める。
- 正しい位置を確認した後、テープやドレッシングで固定する。
鼻胃管挿入のリスク
鼻胃管は比較的安全ですが、以下のような合併症が起こることがあります。
- 鼻血
- 喉の刺激や炎症
- 嘔吐・呑み込み反射(嘔吐)
- 感染症
留置期間と抜去のタイミング
一般的には 14 日程度まで留置できますが、赤ちゃんの状態や必要に応じて期間は調整されます。
赤ちゃんが経口で十分に食事を取れるようになったら、医療従事者が鼻からゆっくりと引き抜いて抜去します。
合併症の兆候と対処法
鼻胃管使用中は以下のサインに注意し、異常が見られたらすぐに医療機関へ連絡してください。
- 鼻血
- 喉の刺激感や痛み
- 嘔吐やむせる感覚
- 発熱・感染症の疑い
- 腹痛や下痢
早期に対応することで、重篤な合併症を防ぐことができます。
