なぜ三度の腱断裂は手術が必要なのか
三度腱断裂とは
三度腱断裂は腱が完全に断裂し、自然治癒が期待できない状態です。断裂した腱端は引き戻され、瘢痕組織が形成されるため、腱が再びつながることはほぼ不可能です。
手術が必要な理由
完全に断裂した腱は自力で治癒しません。体は断裂端周囲に瘢痕組織を作りますが、元の腱ほどの強度はなく、痛みや筋力低下、関節の不安定性を引き起こします。手術により腱端を骨に固定し、正しい位置で治癒させることが不可欠です。
主な目的
- さらなる損傷の防止:断裂した腱はさらに摩耗・裂け続け、広範な組織損傷や痛みを招く恐れがあります。
- 機能回復:腱が断裂すると関節の動きが制限され、日常動作が困難になります。手術で腱を骨に再付着させることで、関節の可動域と筋力を取り戻せます。
- 疼痛緩和:断裂部位の炎症と牽引が強い痛みを生じます。手術で腱を修復すれば、炎症が抑えられ痛みが軽減します。
手術の流れと回復期間
外科医は縫合糸やアンカーを用いて腱端を骨に固定し、術後は関節を固定して安静を保ちます。回復には数週間から数か月を要しますが、適切なリハビリテーションを行えば多くの患者が関節の完全な機能を取り戻します。
早期受診の重要性
三度腱断裂が疑われる場合は、できるだけ早く整形外科医の診察を受け、治療方針を相談してください。早期手術は合併症を防ぎ、最良の予後を得るための鍵となります。
