胃バイパス手術の主な合併症とリスク
胃バイパス手術は、急速かつ永続的な体重減少を期待できる一方で、重大なリスクを伴う外科手術です。手術後に起こり得る合併症について正しい知識を持つことが重要です。
死亡
米国外科医会誌(Journal of the American College of Surgeons)に2004年に掲載された臨床研究によると、胃バイパス手術を受けた患者の約2%が手術後30日以内に死亡しています。
感染症
手術直後の創部感染や、胃や腸からの漏出による感染リスクがあります。術後の経過観察が重要です。
過度の嘔吐
嘔吐は比較的頻繁に見られる合併症です。腸閉塞や胃・腸の穿孔が原因で、過度の嘔吐や血液を伴う嘔吐が起こることがあります。
骨・毛髪の減少
胃バイパス手術後はビタミンやミネラルの吸収が低下し、脱毛や骨吸収(骨密度低下)といった問題が生じやすくなります。適切な栄養管理が必要です。
腹部癒着
手術に伴い腹部組織が癒着しやすくなります。癒着が原因で腸閉塞などの症状が出た場合、再手術が必要になることがあります。
貧血
栄養吸収障害により鉄分やビタミンB12の不足が起こり、貧血を引き起こすことがあります。定期的な血液検査とサプリメントで対策が求められます。
