浅い呼吸や呼吸遅延(徐呼吸)とは?
概要
浅い呼吸や呼吸が遅くなる状態は、医学用語で「徐呼吸(bradypnea)」と呼ばれ、安静時の成人の正常呼吸数(1分間に12〜16回)よりも低下した状態を指します。
主な原因
徐呼吸はさまざまな要因で起こります。
- 中枢神経系の障害:脳卒中、頭部外傷、薬物過剰摂取などが呼吸中枢に影響し、呼吸数が減少します。
- 肺疾患:肺炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などが呼吸を困難にし、徐呼吸を引き起こすことがあります。
- 心臓疾患:心不全などで肺に水分がたまり、息切れとともに呼吸数が低下します。
- 薬剤の影響:オピオイド、鎮静剤、筋弛緩薬などは呼吸中枢を抑制し、徐呼吸を誘発します。
- その他の医学的状態:肥満、糖尿病、電解質異常なども徐呼吸の原因になることがあります。
注意すべき症状
徐呼吸が以下の症状と併発した場合は、緊急の医療評価が必要です。
- 息切れ
- 胸痛
- 意識混濁や混乱
- めまい・ふらつき
- 頭が軽い感じ(軽快感)
- 心拍数の増加
- 唇や指先が青紫色になる(チアノーゼ)
対処と診断
徐呼吸が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診し、原因となる基礎疾患の診断と適切な治療を受けることが重要です。
