急性中耳炎(AOM)とは何か?
急性中耳炎(AOM)とは
急性中耳炎(Acute Otitis Media, AOM)は、鼓膜の裏にある空気で満たされた中耳が細菌やウイルスに感染する疾患です。特に乳幼児に多く見られ、激しい耳の痛みや不快感を伴います。
主な症状
- 激しい耳の痛み
- 発熱
- 頭痛
- 睡眠障害
- 機嫌が悪くなる、泣きやすい
- 耳からの分泌物
- 一時的な難聴
原因
- 細菌感染:肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラリスなどが主な病原体です。
- ウイルス感染:風邪やインフルエンザに伴うことが多く、特に小児で見られます。
リスク要因
- 2歳未満の幼児
- 受動喫煙への頻繁な曝露
- 保育園・幼稚園への通園
- 哺乳瓶での授乳
- アレルギー体質
- 口蓋裂
- 扁桃腺肥大
治療法
- 抗生物質:細菌性AOMの第一選択で、通常10〜14日間の経口投与です。
- 鎮痛解熱剤:アセトアミノフェンやイブプロフェンで痛みと熱を緩和します。
- 十分な休養:体の免疫力を高めます。
- 温湿布:患部の耳に温かいタオルを当てると痛みが和らぎます。
予防策
- 予防接種:肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)やインフルエンザ菌b型ワクチン(Hib)で感染リスクを低減。
- 受動喫煙の回避
- 生後6か月までの母乳育児の推奨
- 授乳時は赤ちゃんを仰向けにしない
- 耳を乾燥させることを心掛ける
- 上気道感染症は早期に適切に治療する
受診の目安
- 生後6か月未満の赤児で症状が出た場合
- 抗生物質開始後48時間経っても改善しないとき
- 症状が悪化したとき
- 既往に中耳炎や合併症がある場合
