肝臓に対するホメオパシー治療

ホメオパシーは、肝臓の症状の根本原因にアプローチする全人的な治療法です。疾患の原因を特定し、その原因に合わせたレメディを用いて肝機能の回復とさらなる組織障害の予防を目指します。サンジータ・ダヌカ医師は、ホメオパシーが低下した肝機能を回復させ、臓器の破壊を防ぐと述べています。メイヨークリニックは、ホメオパシーのレメディはリスクが低く安全と評価していますが、症状がある場合は必ず医療機関での診断を受けてください。

ホメオパシーの基礎

レメディは C、X、M の三つのポテンシー(濃度)で提供されます。C は最も低い濃度で血中に短時間留まり、1日数回の反復投与が可能です。X は中程度の濃度で外傷や回復、予防に使用されます。M は慢性疾患に用いられ、投与終了後も体内に数か月残ります。投与形態は液体またはペレットで、舌下に30分前後の食事前後に置き、1回3〜5粒または5滴を目安にします。正確な用量は必ず医療従事者に相談してください。

リコピドム (Lycopodium)

リコピドムは、北米・北欧・イギリスの森林や牧草地に自生する常緑多年草の花粉から作られます。アサ・ハーショフ医学博士は、急性肝疾患には 6C または 12C を1日1〜3回、慢性肝疾患には 30C を1日1回、数週間続けて使用することを推奨しています。

ナトラム・サルフリクム (Natrum Sulphuricum)

海水や温泉水に含まれる天然塩「硫酸ナトリウム」から作られるレメディです。細胞内の水分分布と排泄を調整し、肝臓や腎臓の機能を助けます。National Academy of Classical Homeopathy は、肝臓症状(激しい腹部痙攣、下痢、膨満感、消化不良など)に対し 6X の投与を推奨しています。硫酸ナトリウムは胆汁の流れを改善し、毒素排泄を促進します。

ナックス・ボミカ (Nux Vomica)

東インド・東南アジア原産のストリコジナ・ヌクス・ボミカ(ナツメ)から抽出され、かつてはネズミ駆除用毒として使用されていましたが、現在は肝臓のホメオパシーレメディとして広く用いられています。用量は症状により 6C、12C、30C、12X、30X などが選択されます。最適な濃度は医療提供者と相談のうえ決定してください。

※すべてのレメディは、自己判断での使用は避け、必ず医師やホメオパシー専門家の指導のもとで使用してください。

ホメオパシー - 関連記事