低アルブミンが引き起こす浮腫の原因とメカニズム

低アルブミンと浮腫の関係

アルブミンは血漿中に存在するタンパク質で、血管と組織間の水分バランスを保つ膠質浸透圧を作り出します。アルブミン濃度が低下すると血管内の浸透圧が減少し、血液中の水分が血管外へ漏れ出します。その結果、手足や足首、脚だけでなく、肺や腹部にもむくみ(浮腫)が現れます。

低アルブミンが起こる主な原因

  • 肝疾患:肝臓はアルブミン合成の中心です。肝硬変や肝炎などで肝機能が低下するとアルブミン産生が減少します。
  • 腎疾患:腎臓の濾過機能が障害されると、アルブミンが尿中に漏れ出し、血中濃度が低くなります。
  • 栄養不良:タンパク質摂取が不足すると、体内でのアルブミン合成が追いつかなくなります。
  • 特定の薬剤:利尿剤など一部の薬はアルブミンの減少を引き起こすことがあります。
  • 妊娠:胎児の成長に伴うアルブミン需要の増大により、一時的に血中濃度が低下することがあります。

症状と診断

むくみや息切れ、腹部の膨満感などの症状が現れたら、医師は血液検査でアルブミン濃度を測定し、原因を特定します。

治療と対策

治療は根本原因に応じて行います。肝臓や腎臓の疾患治療、栄養改善、必要に応じた薬物療法や生活習慣の見直しが中心です。

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