磁気療法と骨折の治癒

近年注目を集めている代替医療の一つ、磁気療法は実は古代から用いられてきました。アジアやヨーロッパの民族は何千年もの間、痛みの緩和に磁石を利用してきたとされています。米国ではまだ新しい分野ですが、特に骨折の治癒に関しては研究が進んでいます。

磁気療法とは

磁気療法は、人体が地球の磁場と調和して機能すべきという考えに基づき、外部から磁場を与えることで自然治癒力を高めることを目的とします。現代社会では電磁波を発する機器が多く、自然な磁場が乱れやすいとされ、これがさまざまな疾患の原因と考える立場があります。磁石は非侵襲的であり、手術のように体に負担をかけずに使用できます。

主な利用例は以下の通りです。

  • 軟部組織や骨折の治癒促進
  • 骨粗鬆症や関節炎などの骨疾患の緩和
  • 喘息の症状軽減や化学療法の副作用緩和
  • 腱炎(手根管症候群、テニス肘、手首の痛み)や腰痛の緩和
  • 睡眠の質向上

磁石の強さはガウスで表され、個人差があるため最適な強度を見つけるには試行錯誤が必要です。磁石は体の部位に直接装着したり、インソールとして足底に置いたり、磁気マットレスで寝ることで効果を得られます。

骨の治癒への応用

磁気療法では、電磁装置で体全体に磁場を発生させ、骨折部位に集中させることで血流と細胞活動を活性化し、治癒を促進します。磁気ブランケットや磁気パッドを使用するケースもあります。

磁気療法に加えて、以下の生活習慣が骨の回復を早めます。

  • バランスの取れた食事(カルシウム、リジン、ビタミンA・K)
  • 体重負荷のある適度な運動で血行を改善

注意点・禁忌

磁石は機械に影響を与えるため、以下の方は使用を避けるべきです。

  • 人工耳蝸(コクレア)インプラント、ペースメーカー、埋め込み型疼痛調整装置、インスリンポンプ使用者
  • 妊娠中の女性
  • 双極性障害の方が磁気マットレスで寝ること
  • 開放創や出血がある部位への使用(血小板凝集を阻害し止血を妨げる可能性)

また、捻挫や血腫の直後は磁気療法を控えることが推奨されています。磁石はクレジットカードやテープ、ホテルのルームキーを磁化して使用できなくなることがあるため、電子機器や医薬品の近くに保管しないよう注意してください。

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