扁桃周囲膿瘍(PTA)とは?原因・症状・治療法
扁桃周囲膿瘍(Peritonsillar Abscess、PTA)は、扁桃腺の周囲組織に膿がたまる局所的な感染症です。喉の痛みや嚥下困難の主な原因のひとつで、細菌感染がほとんどです。最も一般的な原因菌は溶血性連鎖球菌(A群連鎖球菌)ですが、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌なども関与します。
主な症状
- 激しい喉の痛み
- 嚥下(飲み込み)時の痛みや困難
- 痛みが耳に放散することがある
- 発熱・寒気
- 声がかすれる(嗄声)
- 頸部のリンパ節腫脹
- 口臭が強くなる
- 口を大きく開けにくい
治療法
治療は主に抗生物質投与と膿の排除(ドレナージ)です。症状が重い場合は、局所麻酔下で針やカテーテルを用いて膿を吸引し、必要に応じて切開排膿を行います。疼痛管理も重要で、鎮痛剤が処方されます。
再発や重症例では、扁桃腺自体を外科的に除去(扁桃摘出術)することがあります。適切な治療とフォローアップにより、合併症や再感染のリスクを低減できます。
