耳管(ユースタキアン管)の役割とは?

耳管(ユースタキアン管)は、以下のような重要な役割を果たします。

気圧平衡

主な機能は中耳と外部環境の気圧を等しくすることです。飛行機の離着陸や山道の走行などで急激に気圧が変化すると、耳管が開いて空気が中耳に出入りし、負圧が生じて鼓膜が痛むことや聴力低下を防ぎます。

中耳の換気

空気循環を促すことで、酸素・二酸化炭素のバランスを保ち、正常な聴覚と中耳組織の健康を維持します。

中耳の保護

鼻や喉からの異物や病原体が中耳に入るのを防ぐバリアとして機能します。耳管の粘膜は粘液を分泌し、細菌やウイルス、その他の粒子を捕らえて中耳への侵入を阻止します。

耳垢の除去補助

顎の動きや咀嚼により鼓膜から外耳道へ自然に移動する耳垢は、過剰または粘着性になると耳管の開口部を塞ぎ、機能を妨げることがあります。耳管はこの排出を助ける役割も持ちます。

粘膜防御

粘膜には免疫細胞が存在し、分泌物で感染から守ります。鼻や喉から中耳への感染拡大を防止する重要な防御システムです。

耳管の機能不全は「耳管機能不全(ETD)」を引き起こし、耳の詰まり感や不快感、聴力低下などの症状が現れます。

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