クローン病の移植は可能ですか?
概要
クローン病に対して行われる移植は極めて稀です。重症例で薬物療法が効果を示さない場合に、腸の一部を切除し再建する手術が検討されます。
腸切除・吻合術(IRA)
腸管の病変部位を切除し、健康な腸同士をつなぎ合わせる「回腸結腸切除術・吻合術(IRA)」が代表的です。手術では、病変のある結腸を取り除き、残った回腸(小腸の末端)と結腸を吻合します。
必要に応じて、回腸と結腸をつなげた「粘液瘻(mucous fistula)」を作り、炎症を抑え消化機能の改善を図ります。
適応と注意点
この手術は、薬物療法や他の治療法が効果を示さない重度のクローン病患者に限られます。移植自体はほとんど行われず、腸切除・再建が主な外科的治療です。
