ポリファーマシー(多剤併用)とは?
ポリファーマシーの定義
ポリファーマシー(polypharmacy)とは、1人の患者が複数の薬剤を同時に服用している状態を指します。複数の疾患に対して薬を処方されることは一般的ですが、明確な適応がない薬や相互作用が懸念される薬を同時に使用すると、問題が生じます。
ポリファーマシーがもたらすリスク
多剤併用は、薬剤間相互作用や投薬ミス、副作用といった有害事象のリスクを高めます。また、服薬遵守率の低下、医療費の増加、生活の質(QOL)の低下にもつながります。
ポリファーマシーの主な要因
- 慢性疾患の併存:複数の慢性疾患を抱える患者は、自然と処方薬が増える傾向があります。
- 高齢化:年齢が上がるにつれ、慢性疾患の発症率が上がり、薬剤数も増加します。
- 薬剤間相互作用:一部の薬は互いに作用し合い、副作用を増幅したり、効果を減弱させたりします。
- 医療連携の不足:複数の医師が患者の情報を共有せずに処方を行うと、重複や不適切な薬剤が増えるリスクがあります。
対策と医療提供者との連携
ポリファーマシーのリスクを最小限に抑えるためには、主治医や薬剤師と密に連携し、服用中の薬を定期的に見直すことが重要です。医療提供者は薬剤リストを確認し、問題点を特定して、最適な薬剤レジメンへの調整を提案します。
