腎臓が尿を少なくするホルモンは何ですか?

抗利尿ホルモン(ADH)とは

抗利尿ホルモン(ADH)は、バソプレッシンとも呼ばれ、体内の水分バランスを調整する重要なホルモンです。視床下部で合成され、下垂体後葉に貯蔵されます。

ADHが分泌されるタイミング

血液量が減少したり、血漿の浸透圧が上昇したりすると、視床下部がADHの放出を促します。

腎臓での作用

ADHは血流を通じて腎臓へ運ばれ、集合管の細胞にあるV2受容体に結合します。これによりアクアポリン‑2(水チャネル)が細胞膜へ移動し、再吸収される水分量が増加します。その結果、尿の量が減少し、体内の水分が保持されます。

生理的な意義

尿量の減少は血液量の維持に直結し、脱水を防ぐ役割を果たします。また、ADHは血圧調節にも関与しています。

要約すると、ADH(バソプレッシン)は血液量や浸透圧の変化を感知して腎臓の水分再吸収を促進し、尿量を抑えるホルモンです。

尿療法 - 関連記事