ベッドバグの症状と対策

ベッドバグ(英名:bed bugs)は、体が扁平で楕円形の小さな赤褐色の虫です。第二次世界大戦中は非常に一般的でしたが、衛生管理の向上とDDTの使用により一時的に姿を消しました。近年、ホテルやシェルター、医療施設などで再び増加しています。サイズが小さいため、感染が大規模になるまで気付かれにくいのが特徴です。

刺される症状

ベッドバグは主に夜間に活動し、顔・首・腕・脚など露出した皮膚を噛んで血液を吸います。吸血時間は約3〜10分で、吸い終わると隠れ場所へ戻ります。刺された跡は、蚊やノミに似た小さな隆起した赤い斑点で、腫れ、赤み、かゆみを伴います。これらの症状は他の虫刺されと区別しにくく、感染が見過ごされがちです。

特有の臭い

ベッドバグは汗腺の分泌物から甘くカビ臭のような独特の匂いを放ちます。一般家庭では気付きにくいものの、重度の感染があるホテルの部屋などでは臭いが顕著になることがあります。ただし、臭いだけでベッドバグの有無を判断するのは信頼できません。

家具や寝具で見つかるサイン

  • マットレスやシーツの折り目、ソファのクッションに抜け殻や古い皮が残っている。
  • 血液が酸化して錆色に変わったシミや、黒っぽい糞の跡が付着している。
  • 大量に見つかった場合は、細かい隙間や壁の裏なども念入りにチェックする。

予防と駆除方法

旅行先から帰宅した際は、ベッドシーツやカバー類をすぐに取り外し、折り目や縫い目をチェックします。シーツは週に1回以上洗濯し、マットレスには定期的に消毒スプレーを使用しましょう。感染が確認された場合、米ケンタッキー大学の推奨では、120°F(約49°C)以上の熱湯でシーツや衣類を洗濯し、虫を死滅させます。重度の感染では、専門業者に依頼して専用機材で駆除し、場合によっては汚染された家具の撤去が必要です。

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