ナンキンムシは夜に出没するのか?

ナンキンムシ(Cimex lectularius)とは

ナンキンムシは、ベッドバグとも呼ばれる小さな昆虫です。体色は錆びた茶色からマホガニー色で、足と触角が6本あります。体長は約6mm(1/4インチ)で、平らで楕円形の体をしていますが、血を吸うと膨らんで丸くなります。

生態・習性

名前の通り、ナンキンムシは夜行性です。人が眠っている間にベッドや家具に潜み、吸血します。吸血時に麻酔成分を注入するため、被害に気付くのは赤い痕や、血液が混ざったマットレスの錆色の汚れだけです。

歴史と再興

第二次世界大戦以前は世界中に広く分布していました。戦後、アメリカでは新しい殺虫剤の普及によりほぼ根絶されましたが、近年の国際的な人の移動が増加したことで、発展途上国に残っていたナンキンムシが再び持ち込まれ、再拡大しています。

出現しやすい場所と対策

暗くて暖かく、血液を持つ哺乳類が集まる場所に生息しやすいです。ホテルのベッド、古いマットレス、中古家具、長時間人が集まる映画館の暗闇などがリスクエリアです。予防策としては、旅行先でベッドやマットレスを点検し、使用前に高温で洗濯・乾燥させること、また専門の駆除業者に依頼することが有効です。

ナンキンムシの生息環境
暗く暖かい環境に潜むナンキンムシ

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