ベッドバグを駆除できる家庭用対策は?
ベッドバグは病原体を媒介しないものの、吸血によって睡眠と精神的な安らぎを奪います。かきむしることで皮膚に傷や感染が生じ、場合によっては虫がいなくなっても「寄生妄想」などの精神的障害を引き起こすことがあります。専門業者に依頼する前に、家庭でできる対策をいくつか紹介します。
化学薬剤
ベッドバグ専用の殺虫剤は、壁のスイッチカバー下や狭い隙間など、虫が潜む場所に直接散布します。部屋を整理整頓し、隙間を見つけやすくしたうえで使用してください。マットレスに対しては、使用許可された製品を指示通りに処理し、複数回の散布が必要になることがあります。
掃除
掃除機で吸い取り、硬いブラシで表面をこすって卵を除去します。吸引だけで完全に駆除できると主張する情報もありますが、掃除だけでベッドバグを根絶できるわけではありません。
洗濯・冷凍
衣類や寝具は高温の洗濯と乾燥で死滅させます。洗濯できないぬいぐるみやカーペットは、乾燥機で20分程度加熱すれば効果があります。また、プラスチック袋に入れて約1週間冷凍すれば虫は死滅します。
マットレスカバー
ジッパーで完全に密閉できる布製またはビニール製のマットレスエンクロージャーを使用すると、ベッドバグは内部に閉じ込められ、最大18か月で死滅します。使用前にマットレスを徹底的に掃除機で吸い取り、枕にも同様のカバーを使用すると効果的です。
珪酸土(ダイアトマシャスアース)
食品グレードの珪酸土を床の割れ目やベッド周辺に撒くと、虫の外骨格を傷つけ血液を失わせます。完全駆除は期待できませんが、個体数の減少に役立ち、化学薬剤の代替手段として利用できます。
スチーム
高温スチームはベッドバグと卵を殺す効果がありますが、狭い隙間やマットレスの吸湿性により熱が届きにくい点が欠点です。また、家具が損傷する恐れもあるため、低湿度のスチーマーを使用し、必要に応じて専門業者に相談してください。
