ナンキンムシの予防と対策
事実
ナンキンムシは平べったく、赤褐色の楕円形で、長さは約4〜7mmです。昼間はマットレスやボックススプリング、ヘッドボード、巾木や電気コンセントの裏、壁や床のひび割れに潜んでいます。夜になると人の血を吸いに出てきて、かゆみや痛みを伴う刺し跡を残します。汚れた環境が原因ではなく、病原体を媒介することもありません。
自宅での対策
ナンキンムシは非常に優れたヒッチハイク能力を持ち、汚染された家具や衣類、荷物を通じて侵入します。以下のポイントで隠れ場所を減らしましょう。
- 不要なものを処分し、部屋の整理整頓を徹底する。
- 木材や巾木、床・壁のひび割れはパテやシーリング材で塞ぐ。
- 中古のマットレスは購入しないか、ナンキンムシ対策カバー(マットレス・ボックススプリング兼用)を使用する。
- 中古家具は購入前に必ずチェックし、疑わしい箇所があれば使用しない。
- 掃除機で床下やベッド脚、フレーム、すべての隙間を念入りに吸引する。
職場での対策
職場環境によっては、ナンキンムシを自宅へ持ち帰らないよう特別な配慮が必要です。特にシェルター、ホテル、医療施設などで働く場合は以下を実践してください。
- 荷物は白い密封プラスチックバッグに入れ、家具に直接置かない。
- 作業着は職場に残すか、密封袋に入れて持ち帰り、帰宅後は高温(60℃以上)で30分乾燥させる。
- 靴や衣類は帰宅時に必ずチェックし、必要なら乾燥機で処理する。
旅行中の対策
ホテルにチェックインしたらまず部屋の匂いに注意します。甘くカビ臭い匂いはナンキンムシの警告サインです。以下の手順でチェックしましょう。
- 荷物は床ではなくラゲッジラックに置き、衣類はスーツケース内に保管する。
- マットレスの縁、ボタン、ボックススプリング、シームをすべて確認する。
- ベッドのヘッド部分、ブランケットやシーツの裏側を持ち上げ、黒い点や血痕、赤錆色の汚れがないか見る。
- 帰宅後はすべての衣類をすぐに洗濯し、スーツケースは内部まで真空掃除機で吸引し、シームも念入りに掃除する。
