子猫が人に感染させる病気とその予防法

トキソプラズマ症

トキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma gondii)という原虫が原因です。主に猫の糞や糞が付着した土に触れることで感染します。妊婦が感染すると胎児に先天性障害を引き起こす恐れがあります。米CDCによれば、米国成人の約30%が一度は感染経験があります。手袋を使用し、猫砂や土を扱った後は必ず手を洗いましょう。


リングワーム(皮膚真菌症)

真菌が皮膚、爪、頭皮に感染し、円形のかゆみを伴う赤い発疹を引き起こします。感染は感染猫や他の動物、汚染された寝具・おもちゃとの直接接触で広がります。暖かく湿った環境を好むため、寝具や遊び場の定期的な洗浄・乾燥が重要です。


猫ひっかき病

バルトネラ・ヘンセラエ(Bartonella henselae)という細菌が原因で、猫のひっかきや噛み傷から感染します。発熱、頭痛、倦怠感、リンパ節腫脹が主な症状です。多くは自然に回復しますが、稀に脳炎などの合併症を起こすことがあります。


サルモネラ症

子猫は腸内にサルモネラ菌を保有し、糞を通じて人に感染させます。感染した子猫やその排泄物を扱う際に手が汚れると、下痢や発熱、腹痛を伴う胃腸症状が現れます。手洗いと猫砂の清掃後の消毒が予防の鍵です。


呼吸器感染症

子猫が保有するウイルスや細菌は、くしゃみや咳の飛沫で人に移ります。軽い風邪様症状(咳、鼻水、喉の痛み、発熱)を引き起こすことがあります。室内飼育と、上部呼吸器疾患ワクチンの接種でリスクを低減できます。


狂犬病

稀ですが、感染した動物に噛まれると致命的な脳疾患を引き起こします。予防接種は生後すぐに開始し、定期的にブースターを接種することが必須です。


予防の基本

・猫と触れた後、特にトイレや外での活動後は石鹸で手をしっかり洗う。
・猫砂は密閉できる容器に入れ、定期的に交換し、手袋を使用して扱う。
・子猫は屋内飼育し、定期的に獣医でワクチン接種と健康チェックを受ける。
・皮膚に異常や発熱、倦怠感が出たら速やかに医師の診察を受ける。

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