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骨がんの予後と生存率について

骨がんは大きく分けて「原発性骨がん」と「転移性骨がん」の2種類があります。原発性骨がんは骨そのものから発生するがんで、転移性骨がんは乳がん・肺がん・前立腺がんなど他の臓器のがんが骨へ転移したものです。がんは逆に骨から他の臓器へ転移することもあります。ここでは原発性骨がんと転移性骨がんの予後の違い、予後に影響する要因、5年生存率について解説します。

原発性骨がんの主なタイプ

  • 骨肉腫(オステオサルコーマ):子どもや若年成人に多く、膝関節周辺の長骨に発生しやすい。成長期の骨に新生骨組織(オステオイド)ができることが原因と考えられています。
  • Ewing肉腫:同じく子どもや若年成人に多く、上肢・骨盤・大腿の上部に発生します。未熟な神経組織から発生するとされます。
  • 軟骨肉腫(コンドロサルコーマ):全骨がんの約20%を占め、主に骨盤、肋骨、太ももの上部に見られます。成人(40〜75歳)に多く、軟骨組織から発生しますが、骨表面や骨内部から生じることもあります。若年で発症した場合は「間葉系軟骨肉腫」と呼ばれます。
  • その他:脊索腫、悪性線維組織球腫、線維肉腫などは成人に多く、子どもでは稀です。

原発性骨がんの予後に影響する要因

  • がんの種類と部位(例:骨肉腫は比較的予後が良い)
  • 病期(ステージ)と転移の有無(局所型は転移型より生存率が高い)
  • がんのグレード(細胞の異常度と増殖速度)
  • 患者の全身状態・治療への反応
  • 症状が出始めた期間や、手術で除去できる腫瘍の量、化学療法の効果

局所型原発性骨がんの5年生存率

  • 骨肉腫:70%〜75%
  • Ewing肉腫:最新の治療法(2007年の試験)では、局所型で72%の5年生存率が報告されています(従来は61%)
  • 軟骨肉腫:50%〜75%の範囲で長期生存が期待できます

転移を伴う原発性骨がんの生存率

原発性骨がんが他臓器へ転移すると、手術や化学療法だけで根治が難しくなり、生存率は大きく低下します。特に肺や肝、骨髄への転移は5年生存率が非常に低く、転移部位や広がり具合により差が出ます。

転移性骨がん(二次性骨がん)の生存率

転移性骨がんは、原発がんの種類と転移範囲が予後を決めます。骨への広範な転移は予後不良で、生存率は低くなります。また、骨転移は疼痛や高カルシウム血症を引き起こし、生活の質を著しく低下させます。

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