神経膠腫とは何か
神経膠腫は、脳や脊髄内でがん細胞が発生し、神経系に限局した原発性脳腫瘍の一種です。脳腫瘍の約半数が神経膠腫に分類されます。
タイプ
神経膠腫は、腫瘍内に存在する悪性細胞の組み合わせにより、以下のように分類されます。
- 星形膠腫(最も一般的)
- 混合型膠腫
- 脳幹膠腫
- 視神経膠腫
特徴
腫瘍が拡大すると、グルタミン酸という化学物質を放出し、正常な脳細胞を破壊します。増殖が速く、除去しなければ致命的です。
症状
腫瘍の成長に伴い、以下の症状が現れます。
- けいれん発作
- 麻痺
- めまい
- 頭蓋内圧の上昇感
- 視覚障害
治療上の留意点
根治的な治療法はなく、外科的切除と放射線療法が主な選択肢です。切除後も再発のリスクがあります。
予防・新しい治療法の動向
神経科学学会の研究では、グルタミン酸放出を阻害する薬剤の動物実験で約80%の成功率が報告され、ヒトへの応用が期待されています。また、サソリ由来のクロロトキシンは腫瘍拡大を抑制することが示され、現在臨床試験が進行中です。
