単球性白血病の症状と対策
特徴
急性単球性白血病は、急性骨髄性白血病(AML)の一種です。AMLは成人の白血病で最も多く、全症例の約80%を占めます。そのうち5〜10%が単球性白血病で、単球や単球芽球という感染防御に関わる白血球が過剰に産生されます。
症状
単球性白血病の主な症状は、鼻や歯茎からの出血、あざができやすい、倦怠感、発熱、原因不明の体重減少、生理不順、骨の痛み、皮膚の発疹などです。血小板減少により出血やあざが起こり、赤血球減少で貧血や倦怠感が現れます。白血球が減少すると感染リスクが高まり、息切れ、排尿時の痛み、咳、下痢なども見られます。
発症のタイムフレーム
カリフォルニア大学医療センターによれば、AMLは急激に発症し、数日から数週間で症状が現れます。数か月前から徐々に症状が出るケースはまれです。白血病が骨髄の正常な造血を阻害し、健康な血球細胞が置き換えられるため、風邪やインフルエンザに似た症状が出て診断が遅れることがあります。
診断方法
単球性白血病の診断は、医師による身体検査と血液検査(CBC)で行います。肝臓、脾臓、リンパ節の腫れが確認されることがあります。確定診断は血液学・腫瘍学の専門医が骨髄穿刺・生検を実施し、顕微鏡で細胞を評価します。
治療方針
AMLと診断されたら、できるだけ早く治療を開始します。治療は「誘導化学療法」と「集積化学療法」の2段階に分かれます。誘導化学療法は約5週間入院し、白血病細胞を除去する薬剤を投与します。完全寛解が得られたら1か月後に集積化学療法を行い、残存する白血病細胞を根絶します。治療は体力的に厳しいことがありますが、多くの患者が寛解に至ります。
