肝臓がんの治療法
肝臓は人体最大の臓器で、栄養の吸収・貯蔵や老廃物の除去など、様々な重要な機能を担っています。肝臓がんは世界的に多く見られるが、米国では比較的稀です。多くは転移性がんで、他の臓器で発生した癌が肝臓へ転移したものです。肝臓がんの診断を受けた患者には、以下のような治療オプションがあります。
放射線治療
- 外部ビーム放射線や体内放射線源を用いて、がん細胞の増殖を抑制または破壊します。抗体に放射性物質を結合させ、体内に注射する方法もあります。
化学療法
- 全身投与や静脈注射による標準的な化学療法が行われます。肝臓がんに特化した「局所化学療法」では、体内にポンプを埋め込み、薬剤を直接血管や肝臓に送ります。
手術
- 腫瘍が小さい場合は部分肝切除が可能です。また、肝移植手術により、がんのある肝臓を健康なドナー肝臓と交換するケースもあります。
冷凍・加熱治療(アブレーション)
- クライオアブレーションでは、液体窒素を腫瘍に直接注入し凍結させます。ラジオ波アブレーションは、細い針を腫瘍に挿入し電流で高温に加熱してがん細胞を死滅させます。いずれも単独または他の治療と併用されます。
その他の治療
- エタノール注入は、腫瘍に直接アルコールを注入し細胞を乾燥・壊死させます。免疫療法では、患者の免疫系を活性化させがんと闘わせます。分子標的薬ソラフェニブ(商品名ネクサバー)は、がんが新しい血管を作るのを阻害し、増殖を抑えます。
