|  | 健康と病気 >  | がん | 肺がん

喫煙とがんの実態

がんに関する事実

米国国立がん研究所によると、喫煙はがんによる死亡の30%を占めます。肺がんだけでなく、食道、膀胱、喉頭、口腔、腎臓、膵臓、胃のがんリスクも増加します。米国疾病予防管理センターのデータでは、男性喫煙者の肺がん死亡リスクは22%、女性喫煙者は非喫煙者の12倍です。

受動喫煙(ETS)

受動喫煙は「第二次喫煙」とも呼ばれ、非喫煙者でも肺がんなどのリスクが高まります。国立がん研究所の推計では、毎年約3,000人の非喫煙者が受動喫煙により死亡しています。米国環境保護庁とWHO国際がん研究機関は、受動喫煙を「ヒト発がん性物質」と分類しています。

有害化学物質

米国がん協会によれば、タバコには4,000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち60種以上が発がん性が確認されています。ジエチレングリコール(不凍液の成分)、ホルムアルデヒド、アンモニア、シアン化水素、タールなどが代表的です。製造業者が成分を開示しないため、喫煙が引き起こす可能性のある疾患はまだ完全に把握されていません。

肺がん

喫煙によるがんの中で最も多いのが肺がんです。肺がんは死亡者数が最も多く、予後が悪く、脳・肝臓・骨・副腎など他臓器への転移もしやすいです。禁煙すれば肺がんリスクは大幅に低下します。国立がん研究所の調査では、50歳までに禁煙すれば、以後15年間の死亡リスクが半減すると報告されています。

禁煙の理由

禁煙は容易ではありませんが、健康への恩恵は計り知れません。喫煙をやめると肺組織は徐々に修復され、数か月で呼吸が楽になり、咳や喘鳴が減少します。また、がん死亡リスクも著しく低下します。禁煙支援が必要な場合は、米国疾病予防管理センターが専門家によるカウンセリングやサポートサービスを提供しています。

肺がん - 関連記事