血液検査でリンパ腫の状態をどのように把握できるか
リンパ腫とは
リンパ腫は、リンパ系(血管・リンパ節・組織)に発生するがんの総称です。リンパ系は体内の感染防御に重要な役割を果たします。
血液検査で分かること
血液検査は、リンパ腫の診断や経過観察、治療効果の評価に欠かせない情報を提供します。主な検査項目は以下の通りです。
全血球計算(CBC)
赤血球(貧血)、白血球(白血球増加)、血小板(血小板減少)の数値を測定します。リンパ腫患者では、これらの異常が認められることがあります。
血清タンパク電気泳動(SPEP)
血中のタンパク質分布を分析し、B細胞が産生する免疫グロブリンの増加が確認できる場合があります。
乳酸脱水素酵素(LDH)
細胞が損傷すると血中に放出される酵素です。リンパ腫患者ではLDH値が上昇していることが多く、疾患の活動性を示す指標となります。
C反応性タンパク質(CRP)
炎症時に肝臓で産生されるタンパク質で、リンパ腫に伴う炎症がある場合に上昇します。
これらの検査結果を総合的に評価することで、医師はリンパ腫の有無や進行度、治療への反応を把握できます。
