骨盤部近接放射療法(ブレキセラピー)の影響と副作用

ブレキセラピーは、体内に放射源を配置してがんを治療する内部放射療法です。ペレットやリボン、ワイヤーなどを腫瘍近傍に配置し、外部放射よりも高線量のイオン化エネルギーでがん細胞を破壊します。骨盤部への内部放射は有効ですが、さまざまな副作用が伴います。

適応がん種

  • 子宮頸がん:病期を問わず内部放射が効果を示します。

  • 前立腺がん:I・II期など早期に限りブレキセラピーが有効です。

主な効果

  • 放射線ががん細胞のDNAを損傷させ、増殖を抑制し細胞死を誘導します。これにより寛解が期待できます。

治療上の意義

  • 子宮頸がんでは、腫瘍を縮小させることで外部ビーム放射や化学療法の効果を高めやすくなります。内部放射はがん細胞を化学療法薬に対して感受性の高い状態にします。

  • 前立腺がんでは同様の相乗効果は期待できません。

子宮頸がんに対する内部放射の副作用

  • 消化器症状:吐き気、胃の不快感、嘔吐、下痢、便秘など。

  • 泌尿器症状:頻尿、失禁。

  • 性機能・婦人科症状:膣乾燥、膣狭窄、膣腔短縮、早期閉経。

前立腺がんに対する内部放射の副作用

  • 消化器症状:下痢、直腸痛。

  • 泌尿器症状:頻尿、失禁、尿道狭窄。

  • 性機能障害:勃起不全。

稀な合併症

  • 子宮頸がん患者での骨密度低下や骨粗鬆症。

  • 前立腺がん患者での尿道狭窄(尿道が閉塞する状態)。

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