X線画像で光学密度(OID)が上がるとどうなるか

光学密度(OID)とは

X線画像における光学密度(OID)は、画像がどれだけ暗く(濃く)映るかを示す指標です。数値が大きいほど画像は暗くなります。

OIDが増加する主な要因

1. 被写体の厚みが増す

体の部位が厚くなると、X線がより多く吸収され、画像は暗くなります。

2. 組織の密度が高い

骨や石灰化した組織など、密度の高い組織はX線を強く吸収し、OIDが上がります。

3. 撮影条件の設定

使用するkVp(キロボルトピーク)を低くしたり、mAs(ミリアンペア秒)を高く設定すると、X線の透過量が減少し、画像は暗くなります。

OID増加の影響と留意点

適度にOIDが高いと、肺炎や腫瘍などの病変がよりはっきりと見えることがあります。一方で過度に暗くなると、他の重要な構造が見えにくくなり、診断が難しくなる恐れがあります。

そのため、放射線技師は患者の体格や検査部位に合わせて、kVp・mAsなどの撮影条件を最適に調整し、診断に適した画像品質を確保します。

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