皮膚がんの主な種類と特徴
過度な日光浴は皮膚がんのリスクを高めますが、どのような種類があるかや症状が分からない人も多いです。皮膚がんは新しくできたほくろや、既存のほくろが変化した形で現れます。ここでは、代表的な皮膚がんと、放置するとがん化する可能性のある前癌状態について解説します。
基底細胞癌(Basal Cell Carcinoma, BCC)
基底細胞癌は最も頻度の高い皮膚がんです。主に日焼けした白い肌に発生し、40〜80歳の白人に多く見られますが、他の人種でも起こり得ます。タイプは浸潤型、結節型、表在型の3つがあります。
- 結節型:真珠のように光沢があり、肌色やピンク色の小さな隆起として現れます。
- 浸潤型:傷跡のように光沢があり、表面に潰瘍ができることがあります。
- 表在型:赤みがかった斑点や鱗屑(うろこ)を伴い、境界がはっきりした隆起が特徴です。
メラノーマ(Melanoma)
メラノーマは発生頻度は低いものの、最も危険な皮膚がんです。色素細胞から発生し、新しいほくろや既存のほくろが変化した形で現れます。早期に発見・治療しないと、リンパ節や全身へ転移し致命的になる可能性があります。
扁平上皮癌(Squamous Cell Carcinoma, SCC)
扁平上皮癌は基底細胞癌に次いで多いがんで、日焼けした中年層の白い肌に多く見られます。男性にやや多く、放置すると組織を侵食し、深刻な健康障害や死亡に至ります。
光角化症(Actinic Keratosis)
光角化症自体はがんではありませんが、治療せずに放置すると扁平上皮癌に進行することがあります。リスクが高いのは、日焼けしやすい白い肌、青・緑・ヘーゼル色の目、赤毛や金髪の人、免疫抑制状態(HIV感染、化学療法、臓器移植など)です。症状は1インチ(約2.5cm)未満のピンクや赤い斑点で、ウイルス様に厚く鱗屑が付くことがあります。
光性口唇炎(Actinic Cheilitis)
「農民の唇」や「船乗りの唇」とも呼ばれ、主に下唇に発生します。約6〜10%が扁平上皮癌に進行します。乾燥やひび割れを伴い、白い斑点や厚みが見られます。リスクは白い肌、タバコ使用、男性、高齢者です。
