扁平上皮がん(皮膚がん)の治療と概要
重要性
- 診断された皮膚がんのうち、約2割が扁平上皮がんです。早期に腫瘍を除去すれば、回復率は約95%と非常に高くなります。
同定(診断)
- 扁平上皮がんは、皮膚にできる潰瘍や治りにくい傷として現れます。主に顔、首、耳、手、腕に多いですが、日光に頻繁にさらされる部位なら全身に発生し得ます。ほくろやイボが色・形・質感を変え、ざらつき・鱗屑・疼痛・出血を伴う場合は注意が必要です。
治療法の種類
- 手術が最も一般的です。腫瘍の大きさと部位に応じて以下の方法が選択されます。
- 小さな腫瘍:単純切除(生検に近い手法)で腫瘍を切除し、皮膚を縫合。
- 凍結手術:液体窒素で腫瘍を凍結し破壊。
- モーズ手術(顕微鏡下除去):皮膚を薄く削り取り、顕微鏡で癌細胞が残っていないか確認しながら除去。
治療期間と経過
- 扁平上皮がんは基底細胞がんより速く増殖しますが、比較的ゆっくりとしたペースです。早期に治療を受けることで転移リスクを減らし、手術後の瘢痕も最小限に抑えられます。
治療後の影響
- 腫瘍除去後に瘢痕が残ることがあります。大きな腫瘍の場合は皮膚移植を行い、欠損組織を補うことで見た目の改善と瘢痕の軽減が期待できます。
予後とフォローアップ
- 治療後は定期的に皮膚をチェックし、再発の有無を確認します。再発は治療後5年以内に起こりやすく、同じ部位に限らず別の部位でも発生します。医師は通常、3〜6か月ごとの診察を数年にわたって推奨します。