紫外線ランプの種類と用途の違い
紫外線(UV)は人間の目に見えない電磁波で、用途に応じて有益にも有害にもなります。UVランプは放射する波長と目的により分類され、主にUVA(長波長)、UVB(中波長)、UVC(短波長)に分けられます。
殺菌用UVランプ
殺菌用ランプは水銀や水銀合金、アルゴンなどのスタータガスを封入し、UVC(100〜280nm)を放射します。UVCは細菌やウイルスのDNAを破壊し、増殖を阻止します。サイズは多様で、ポータブルタイプはポケットに入れてE. coliや黄色ブドウ球菌、サルモネラなどの病原菌を瞬時に死滅させることができます。
日焼け用UVランプ
日焼けベッドに使用されるランプはUVAと一部のUVBを放射します。UVAは皮膚の深部に浸透し、DNAに損傷を与えることが知られています。近年の機種はUVBの出力を高め、短時間での色黒を促進しますが、UVBは強力な発がん性があり、WHOはUVA・UVBともに皮膚がんリスクを警告しています。自然光中のUVBは約8%ですが、古いランプは2%、新型は5%程度のUVBを放射します。
偽造紙幣検知用UVランプ
偽造紙幣は特殊インクや紙質がUV光でのみ見えるよう設計されています。検知用ランプは長波長(主にUVA)を放射し、真紙幣は暗く見える一方、偽造紙幣に使用されたUVインクは鮮やかに光ります。この特性を利用して、紙幣の真贋を簡単に判別できます。
