精巣がんの検査方法と診断ステップ
概要
米国では15歳から35歳の若年男性に精巣がんが多く見られますが、治療成績は非常に良好です。アメリカがん協会のデータによれば、診断されたすべての男性の5年生存率は約95%です。多くの場合、自己検診で早期のサインを発見でき、適切な検査を受けることで早期治療が可能になります。
検査の流れ
-
自己検診で早期サインを確認
精巣にしこりや腫れを感じたら要注意です。その他の症状として、精巣の腫脹や圧痛、陰嚢や下腹部の重さや鈍痛があります。稀に乳房の腫れや痛みが見られることもあります。自己検診で異常を感じたら、早めに医師の診察を受けましょう。
-
医師の診察と身体検査
医師は問診で既往歴や症状を確認し、腹部や鼠径部のリンパ節腫脹を触診します。精巣の触診でしこりや硬さが認められた場合、精巣がんが疑われ、さらに検査が指示されます。
-
超音波検査(エコー)
超音波を用いて陰嚢・精巣の画像を取得し、腫瘤の大きさ・形状・内部構造を評価します。固いしこりはがんの可能性が高く、他の検査と併用して診断します。
-
血液検査で腫瘍マーカーを測定
精巣がんでは特定のタンパク質が血中に増加します。αフェトプロテイン(AFP)やヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)などの腫瘍マーカーを測定し、数値が上昇していればがんの可能性が示唆されます。
-
組織診断(生検または手術)
確定診断のために組織サンプルを採取します。場合によっては局所生検を行うこともありますが、多くは精巣摘除術(精巣・精管・腫瘍の全摘)を実施し、病理医が切除組織を詳細に検査します。
-
画像検査でがんの進行度を評価
病理結果でがんが確認された場合、胸部X線、CT、MRI などの画像検査で転移の有無やステージを判断します。ステージに応じて手術、放射線療法、化学療法など最適な治療方針が決定されます。
以上の検査を順に受けることで、精巣がんの有無や進行度を正確に把握でき、早期治療が可能になります。
