精巣がんの発見と治療
米国国立がん研究所によると、毎年約8,400件の新しい精巣がんが診断されています。精巣がんは陰嚢内にある卵形の腺(精巣)に発生するがんです。早期発見と治療により、回復の可能性が大きく高まります。
警告サイン
- 一方または両方の精巣にしこりがある。
- 下腹部、背中、鼠径部の鈍い痛み。
- 精巣や陰嚢の痛み。
- 陰嚢が重い感じがする、または腫れる。
- 早期段階では症状が全く現れないこともある。
定期検診での発見
定期的な身体検査や他の疾患の診断検査で精巣がんが見つかることがあります。医師による年1回の健康診断で、本人が気付かないしこりや圧痛を発見できることがあります。また、不妊症の評価のために行われる超音波検査や生検でがん細胞が見つかることもあります。
外科手術
外科手術は精巣がんの第一選択治療です。外科医はがんがある精巣を摘出します。早期に発見された場合は、片側の精巣だけを除去すれば済むことがあります。がんの進行度に応じて、腹部後方のリンパ節を一部切除することもあります。
化学療法
化学療法は抗がん剤を用いてがん細胞を死滅させる治療です。場合によっては化学療法だけで精巣がんを完治させることができます。また、がん細胞の増殖を抑え、他臓器への転移を防ぐ効果もあります。通常、点滴により医療機関で投与されます。
放射線治療
放射線治療は高エネルギーの放射線でがん細胞を破壊または増殖を抑える方法です。すべての精巣がんに適用できるわけではなく、放射線に感受性の低いタイプもあります。手術後に残存がん細胞を除去する目的で放射線治療が行われることがあります。
