精巣の漿液性腫瘍とは?
精巣の漿液性腫瘍とは
漿液性腫瘍は、精巣を覆う最外層の白膜(tunica albuginea)の漿液細胞から発生する稀な腫瘍です。多くは良性で、体内へ転移することはありませんが、まれに悪性化する例も報告されています。
主な特徴と症状
通常、腫瘍は小さく丸い形で境界がはっきりしています。健康診断や超音波検査で偶然見つかることが多いです。症状は軽度で、以下のようなものがあります。
- 無痛性のしこりや腫れ
- 陰嚢の重さや違和感
- 下腹部の鈍い痛み
診断と治療
診断は超音波やCTなどの画像検査で行い、必要に応じて組織検査を行います。治療の基本は、腫瘍がある側の精巣を完全に摘出する根治的精巣摘除術(radical orchiectomy)です。腫瘍がリンパ節や他臓器に転移した場合は、放射線療法や化学療法を併用することがあります。
予後
漿液性腫瘍は稀ですが、ほとんどが良性で予後は良好です。早期に発見し、適切な手術を受けることで高い治癒率が期待できます。
