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梅毒が治療・完治しても血清検査は常に陽性になるのか?

必ずしもそうではありません。梅毒の血清検査は治療後も陽性が続くことが多いですが、抗体の反応パターンは変化し、これにより治癒したかどうかを判断できます。

梅毒の血清検査の種類

主に以下の2種があります。

非トレポネーマ検査

VDRL(Venereal Disease Research Laboratory)検査やRPR(rapid plasma reagin)検査など。感染に対する非特異的抗体を検出します。

トレポネーマ検査

FTA-ABS(fluorescent treponemal antibody absorption)検査やMHA-TP(microhemagglutination assay for Treponema pallidum)検査など。梅毒菌そのものに対する特異的抗体を検出します。

治療後の抗体変化

治療が成功すると、非トレポネーマ抗体の滴度は徐々に低下します。一方、トレポネーマ抗体は生涯陽性のまま残ることが多いです。ただし、反応パターンは次のように変化します。

  • 治療初期:非トレポネーマ・トレポネーマ両方が陽性。
  • 治療経過中:非トレポネーマ抗体の滴度が低下し、トレポネーマ検査の反応も弱まるか、陰性になることがあります。
  • 一部のケース:非トレポネーマ検査が陰性になる一方で、トレポネーマ検査は陽性が残ります。これを「セロファスト」反応と呼び、治療成功のサインとみなされます。

検査結果の解釈

血清検査だけでなく、患者の臨床経過や暗視野顕微鏡、PCR検査など他の診断手段と併せて総合的に判断することが重要です。

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