赤血球の形状とサイズを調べる血液検査とは?
末梢血塗抹検査(Peripheral Blood Smear)とは
末梢血塗抹検査は、血液を薄くスライドガラス上に広げ、特定の染色液で染色した標本を顕微鏡で観察する検査です。この検査により、赤血球(RBC)の形状や大きさ、色素量などを詳細に評価できます。
検査で分かる主な情報
- 赤血球の形態異常(例:円形、楕円形、鎌形)
- 赤血球のサイズ分布(小球性、大球性)
- 血液中の寄生虫や細菌の有無
対象となる疾患例
赤血球の形状やサイズは、以下のような疾患で変化します。
- 貧血全般(鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血など)
- 鎌状赤血球症(Sickle cell disease)
- サラセミア(Thalassemia)
また、マラリアやバベシア症などの血液寄生虫感染、血液中の細菌血症の有無も同時に確認できます。
検査の流れ
- 静脈から血液を採取
- ガラススライドに薄く広げる(塗抹)
- May‑Grünwald‑Giemsa 等の染色液で染色
- 顕微鏡で赤血球や白血球、血小板を観察
検査結果は、医師が血液像を評価し、必要に応じて追加の血液検査や治療方針を決定します。
