AFP腫瘍マーカー検査とは?
AFP腫瘍マーカー検査とは
AFP(アルファフェトプロテイン)腫瘍マーカー検査は、血液中のAFP濃度を測定する血液検査です。AFPは胎児の肝臓や卵黄嚢で産生され、出生後は急速に低下し成人ではほぼ検出されません。AFP濃度が上昇すると、肝細胞がんや胚細胞腫瘍、特定の肺がんなどのがんの可能性が示唆されます。
検査を実施する目的
- 肝臓がんのハイリスク群(慢性肝疾患や肝がんの家族歴がある方)のスクリーニング
- 肝臓がんの診断
- 治療経過や治療効果のモニタリング
- 治療後の再発の早期発見
- 胚細胞腫瘍(精巣がん・卵巣がん・絨毛がんなど)の診断と経過観察
検査方法
腕の静脈から血液を採取し、ラボでAFP濃度を測定します。検査自体は数分で完了し、結果は通常数日以内に出ます。
結果の解釈
検査機関により基準値は多少異なりますが、成人で10 ng/mL未満が正常とされます。10 ng/mL以上の上昇はがんの可能性を示しますが、妊娠、肝疾患、肝炎などでも上昇することがあります。そのため、がんの確定診断には追加の画像診断や組織検査が必要です。
検査のリスク
血液採取時の軽い不快感以外に特別なリスクはありません。
検査の限界
AFPはがんの有無を完全に判別できる指標ではありません。がん患者でもAFPが正常範囲にとどまることがあり、逆にがんでなくてもAFPが上昇することがあります。そのため、他の診断手段と併用して総合的に評価する必要があります。
