妻が摂食障害かどうか判断する方法

はじめに

まずは「普通の食事」がどんなものかを理解しましょう。普通の食事とは、空腹時に食べ、満腹になったらやめることです。また、炭水化物・糖質・脂質など特定の食品群を完全に排除せず、バランスよくさまざまな食材を摂取することを指します。普通に食事をする人は食べ物に過度に執着せず、好きなものを適度に楽しめます。

この記事を読んでいるのは、奥様がどんどん痩せていく、食事の時間に奇妙な行動をとる、といった変化に気付いたからかもしれません。食事を全く取らずに自己飢餓状態に陥っている、あるいは大量に食べた直後にトイレへ駆け込み、嘔吐の匂いがする、といった症状が見られる場合は、摂食障害の可能性があります。本稿では、主に神経性無食欲症(アノレキシア)と過食性障害(過食嘔吐症)について、特徴と対処法を解説します。

必要なもの

  • 摂食障害(アノレキシア・過食嘔吐症)に関する基礎知識
  • 医師や専門家からの助言
  • 心理療法(カウンセリング)へのアクセス

摂食障害の概要と症状

1. 神経性無食欲症(アノレキシア)とは

ウィキペディアによれば、アノレキシアは極端に低体重、身体像の歪み、体重増加への執着的な恐怖が特徴の摂食障害です。典型的には、本人の身長・年齢に対して体重が理想体重の約15%以上低くなることがあります。自己飢餓状態にありながら、極端に制限された食事を続け、食品ラベルを執拗にチェックしたり、食事量を測り記録したり、ダイエット本を読んだりします。また、他人の前で食べることを拒む、食べ物を小さく切り分ける、食べたふりをして実際は吐き出す、といった隠れた行動が見られます。

2. アノレキシアを理解すべきポイント

自己飢餓は、本人にとって「コントロール感」を得る手段です。日常生活で無力感や怒り、恥、自己評価の低さ、自己嫌悪といった苦しい感情に対処するために、食事を制限します。本人は食事制限を問題解決策と捉えており、体重が減れば幸せになると信じています。

3. アノレキシアの健康への影響

  • 栄養不良
  • 基礎代謝低下
  • 貧血
  • 若年者の性的発達遅延
  • 不整脈
  • 低血圧
  • 骨密度低下
  • 筋肉量減少
  • 重度の場合は障害や死亡

4. 過食性障害(過食嘔吐症)とは

過食嘔吐症は、過食エピソードの後に嘔吐や下剤・利尿剤の使用、過度の運動などで体重調整を試みる摂食障害です。主に「嘔吐型」と「非嘔吐型」の2種類があります。嘔吐型は食事直後に自発的に嘔吐し、場合によっては下剤や利尿剤を併用します。非嘔吐型は過食後に過度な運動や断食でカロリーを消費しようとします。食事の際に大量に食べた後、すぐにトイレへ向かう様子が見られたら注意が必要です。

5. 過食嘔吐症を理解すべきポイント

過食嘔吐症は体重が普通、やや増減しているだけで、外見からは診断しにくいことがあります。しかし、本人もコントロール感を求め、嘔吐や下剤使用を問題解決策と考えています。

6. 過食嘔吐症の健康への影響

  • 頻繁な嘔吐による栄養失調と脱水
  • 食道の炎症や裂傷
  • 胃潰瘍
  • 歯のエナメル質侵食(歯の摩耗・虫歯)
  • 下剤依存症
  • 体重の変動

7. 摂食障害の治療法

アノレキシア・過食嘔吐症の治療には、医師、心理療法士、栄養士の三者が協働するチームアプローチが必要です。まずは専門医に相談し、家族療法や個別カウンセリングを検討してください。本人に「普通に食べなさい」と強制するのではなく、共感とサポートをもって接することが回復への第一歩です。

ご家族の皆様のご協力が回復の鍵です。どうか慎重に、しかし確実にサポートを続けてください。

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