人間における鳥インフルエンザ(H5N1)の兆候と症状
H5N1(鳥インフルエンザ)ウイルスは、1997年に香港で初めて確認されました。スペイン風邪(1918年)の一部が鳥インフルエンザだったとする説もあります。これまでに何千万人もの鳥が死亡し、人間にも感染し死亡例があります。
鳥インフルエンザの症状
- 発熱(摂氏38℃以上)
- 喉の痛み、乾いた咳または痰が出る咳
- 筋肉痛、倦怠感、鼻水、頭痛
- 結膜炎(目の充血や分泌物)— 時に唯一の症状になることも
潜伏期間は2日から10日とされています。
鳥インフルエンザの合併症
治療が遅れると、以下のような重篤な症状が現れることがあります。
- 肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)などの呼吸器合併症
- 嘔吐、下痢、悪心などの消化器症状
- 神経症状、脳炎・心筋炎
- 多臓器不全、敗血症
致死率は約50%で、疑わしい症状がある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
鳥インフルエンザの予防法
鳥インフルエンザが流行している地域へ旅行する際は、次の対策を徹底してください。
- 野鳥や家禽(鴨、鶏、ガチョウ)がいる農場や市場への立ち入りを避ける
- 生卵は使用しない。卵を割る前に必ず洗う
- 生肉(特に鶏肉)を扱う前後に手を洗う。調理器具やまな板も同様に洗浄する
- 鶏肉は中心部までしっかり加熱し、ウイルスを死滅させる
もし感染が疑われる場合は、症状が出るまでの7日間を観察し、異常があればすぐに医師へ相談してください。医師には、鳥インフルエンザが流行している地域への渡航歴や市場・農場での接触歴を必ず伝えましょう。血液検査で約4時間で一次結果が得られます。
