静脈瘤(静脈曲張)の原因
静脈瘤は、血流が悪くなることで静脈壁が伸び弱くなり、血液がたまって膨らむ状態です。米国国立衛生研究所によると、50歳以上の米国人口の約50%が静脈瘤を経験しています。発症は体重、年齢、生活習慣、遺伝など複数の要因が重なって起こります。
加齢
年齢が上がると、細胞や組織の弾力性が低下し、皮膚のシワやたるみと同様に静脈も伸びやすくなります。弾力のある静脈壁は、下肢から心臓へ血液を効率的に送り返す役割を果たしますが、弾力が失われると血液が足元にたまり、静脈が膨らんで曲がりやすくなります。遺伝的要因も、弾力低下の開始時期に影響します。
座りがちな生活・長時間の立ち仕事
座っている時も立っている時も、体は足の静脈から心臓へ血液を戻す必要があります。レジ係やレストランのホステスなど、長時間立ち続ける仕事は静脈瘤のリスクを高めます。一方、デスクワークで長時間座り続けると、静脈壁が血液を上向きに押し上げようと常に負荷がかかります。脚を組んで座るとさらに血流が妨げられ、圧力が増大します。運動不足や同じ姿勢が続くと、静脈壁が弱くなり静脈瘤ができやすくなります。
肥満
体重が増えると心臓と循環系に余計な負荷がかかり、より多くの血液を送り出さなければなりません。その結果、静脈や毛細血管にも過剰な圧力がかかり、静脈壁が緩みやすくなります。血液が滞留すると静脈が膨らみ、静脈瘤が形成されます。
