血漿の役割とは?
血漿は血液の液体成分で、血球を運搬するだけでなく、様々な物質を細胞間で輸送する重要なシステムです。
構成
- 血漿は黄色っぽい色をしており、主成分は水ですが、タンパク質、塩類、脂質、ブドウ糖なども含まれます。
有益な成分
- 血漿は肝臓や小腸から体の維持に必要な物質を回収し、細胞へ運びます。主に消化の結果得られるアミノ酸、ブドウ糖、ミネラル塩、ビタミン、脂質、ホルモン、イオンなどです。
- また、抗体や抗毒素、血小板と協働して止血を促すフィブリンなど、免疫防御にも欠かせません。
有害な成分
- 血漿は有害物質も運搬します。例えば、細胞で生じた尿素は血漿を通じて腎臓へ運ばれ、尿として排泄されます。
- 呼吸で生じた二酸化炭素は炭酸水素イオンとして血漿に取り込まれ、呼気で再び二酸化炭素として放出されます。
その他の利用法
- 血漿は「血漿除去(プラズマフェレーシス)」と呼ばれる手法で献血できます。機械が血漿だけを取り除き、赤血球・白血球・血小板は体内に戻します。
- 献血された血漿は免疫グロブリンとして免疫疾患の治療や、血友病などの出血障害の止血、呼吸器疾患の治療、手術や重傷の創傷治癒を促進する目的で使用されます。
誤解しやすい点
- 血漿は、星などを構成するイオン化ガスの「プラズマ」と混同しないでください。後者は物質の第四状態で、血漿とは全く別物です。
