子どものバックル骨折とは?
概要
バックル骨折は、骨が完全に折れずに一部だけ変形する不完全骨折です。子どもに多く見られ、外力が加わると骨が『たわむ』ような形状をとりますが、骨片はずれません。
原因と発生部位
子どもは手を伸ばして転倒することが多く、手のひらが地面に当たると手首が後方に曲がります。この衝撃が前腕の遠位橈骨(手首に近い骨)に伝わり、バックル骨折を起こしやすくなります。
症状
患部の疼痛、圧痛、腫れが主な症状です。動かすと痛みが増し、可動域が制限されます。また、骨折部位の皮膚があざのように変色することもあります。
診断方法
医師はまず視診・触診で痛みや不安定さを確認し、必要に応じてX線撮影を行います。X線画像で骨のたわみが確認できれば、バックル骨折と診断できます。
治療
基本的には患部を固定するためにスプリントやキャスト(ギプス)を使用します。骨片がずれていないため、切開や手術は通常不要です。場合によっては、軽度の整復(骨の位置調整)を行うことがあります。
回復と経過
軽度の骨折であれば、2〜4週間で自然に治癒します。治癒過程は定期的な診察とX線で確認し、医師の指示に従ってリハビリや日常生活の制限を行うことが重要です。
